「コーヒーと醤油を合わせた焼き菓子です」
そうお伝えすると、多くの方が少し驚きます。
コーヒーと醤油。
普段はまったく違う場所にあるように見える、この2つの素材。ひとつは飲み物として親しまれるコーヒー、もうひとつは日本の食卓に欠かせない調味料である醤油です。
では、なぜ浜松の焼き菓子専門店「Pirate(ピラット)」は、この2つを組み合わせようと思ったのか。
その理由は、私たちが大切にしている「味の発見」にあります。
■ コーヒーが好きなパティシエだからこそ生まれた発想
Pirateの店主は、コーヒーをこよなく愛するパティシエです。
店内ではコーヒー豆を焙煎し、焼き菓子に使用するコーヒーも、挽きたての豆を生地に加えています。
コーヒーの魅力は、ただ「苦い」だけではありません。
豆の産地や品種、焙煎度によって、ナッツのような香ばしさ、チョコレートのようなコク、果実を思わせる酸味など、さまざまな表情があります。
そんなコーヒーの香りや奥深さを、飲み物ではなく「焼き菓子」として表現できないか。
そこから、コーヒーを使ったお菓子づくりが始まりました。
■ コーヒーの香りに負けない素材を探して
コーヒーを焼き菓子に使うと、ひとつの難しさがあります。
それは、焼成することでコーヒーの個性が埋もれてしまうことです。
バター、砂糖、小麦粉など、焼き菓子にはそれぞれ存在感のある素材が使われています。その中でコーヒーの香りとコクをしっかり感じてもらうには、ただコーヒーを加えるだけでは足りませんでした。
そこで考えたのが「醤油」です。
醤油には塩味だけでなく、発酵によって生まれる豊かな旨味と香りがあります。
コーヒーの持つ香ばしさやほろ苦さと、醤油の持つ旨味やコク。
一見すると意外な組み合わせですが、実際に合わせてみると、お互いの個性を引き立て合う相性の良さがありました。
醤油が前面に出るのではなく、コーヒーの香りを支え、焼き菓子全体の味に奥行きをつくる。
それが、Pirateの「コーヒー醤油」です。
■ 浜松の老舗醤油蔵「加藤醤油」さんの再仕込み醤油
コーヒー醤油の焼き菓子に使用しているのは、浜松の老舗醤油蔵「加藤醤油」さんの再仕込み醤油です。
再仕込み醤油は、一般的な醤油よりも濃厚な旨味と深いコクを持つのが特徴です。
コーヒーの力強い香りに負けず、それでいて焼き菓子の味を邪魔しない。
コーヒー、バター、砂糖、そして醤油。
それぞれの素材が重なり合うことで、甘いだけではない、香ばしく奥行きのある味わいが生まれます。
■ 「意外」だけで終わらせない焼き菓子を
「コーヒー×醤油」という組み合わせは、確かに珍しいかもしれません。
しかし、私たちが目指しているのは、珍しさだけで注目を集めることではありません。
最初は「コーヒーと醤油?」と驚き、ひとくち食べた後に「なるほど、これは合う」と感じてもらう。
その瞬間こそが、Pirateが届けたい「味の発見」です。
知っている素材同士でも、組み合わせ方を変えることで、まだ知らない味に出会うことができる。
焼き菓子には、そんな可能性があると考えています。
■ ひとくちで、知らない世界へ。
Pirateは、浜松の焼き菓子専門店です。
マドレーヌやサブレなどの焼き菓子を通して、「こんな組み合わせがあるんだ」「この味、初めてかも」という小さな発見を届けたい。
コーヒー醤油は、そんなPirateの考え方を象徴する味です。
自分へのご褒美にはもちろん、浜松のお土産や、少し珍しい焼き菓子ギフト、コーヒー好きな方へのプレゼントにも。
「普通の焼き菓子とは少し違うものを贈りたい」
そんなときに、コーヒーと醤油から生まれた新しい味を選んでいただけたら嬉しいです。
コーヒーと醤油。
意外に見える2つの素材から生まれた、Pirateの「コーヒー醤油」。
ぜひ、ひとくちから始まる「味の発見」をお楽しみください。
ひとくちで、知らない世界へ。
Sweets of discovery.
Pirate